2007年 11月 28日
学校の掲示板 |
新しい学校における、自ら考える学びのなかでは、掲示板の役割がとても大きいようです。
掲示板に何を貼るかというと、理科でも社会科でも英語でも、それぞれの学びの成果物を教室なりオープンスペースなり廊下に面してだーっと貼ります。
貼るとどうなるか。他の班の成果物を見て、「あそこはこうすればよかったのか」とか「ここは俺たちうまくいったぜ」とか、授業時間でないときに学びを振り返ることができます。自分たちの成果物に見入っている他の班の生徒がいたら、嬉しくって「ここはこうなってるんだぜ」と、自分たちの思考や作業のプロセスを人に説明したくなり、それは思考の整理でありコミュニケーションのきっかけにもなります。
特に教科センター型の中学校(美術や音楽等いわゆる特別教科だけでなく、国語数学等の5教科も専用の教室とオープンスペースを持つ)では、各教室や教室の周辺を異なる学年の生徒が行き来しますから、先輩のを見て「来年はあれをやるのか」とか、後輩のを先輩が見て「あそこはこうすればよかったじゃん」とか、学年を越えた人と人とのつながりにも育って行く 可能性があります。
勿論、掲示板があればうまいこといく、というわけではなくて、それを如何に活用していくか、という活動のほうがさきに必要なのですが、貼りたいのに貼る場所がなかったり、貼れない場所に無理矢理貼る、ということのないように、昨年設計した中学校では、おおげさでなくあらゆる壁が、掲示板かホワイトボードか黒板になっています。
というわけで、今年お手伝いしたとある学校のトイレ改修のとき、廊下から中が見通せないようにしつつ少しゆっくりできるたまり場を入り口につくり、そこの壁を掲示できる仕上にしました。
いわゆるOSB(配向性ストランドボード)のストランド=木片の細かい製品で、構造としては効かないかわりに始めから仕上材としてきれいにつくられていて、木質の暖かみのある壁でありつつものが貼れる、というのがみそです。
まだ改装が終わったばかりで、貼られているのはポスター一枚だけですが、これからどんどん貼り倒してもらえたら、と思っています。
掲示板に何を貼るかというと、理科でも社会科でも英語でも、それぞれの学びの成果物を教室なりオープンスペースなり廊下に面してだーっと貼ります。
貼るとどうなるか。他の班の成果物を見て、「あそこはこうすればよかったのか」とか「ここは俺たちうまくいったぜ」とか、授業時間でないときに学びを振り返ることができます。自分たちの成果物に見入っている他の班の生徒がいたら、嬉しくって「ここはこうなってるんだぜ」と、自分たちの思考や作業のプロセスを人に説明したくなり、それは思考の整理でありコミュニケーションのきっかけにもなります。
特に教科センター型の中学校(美術や音楽等いわゆる特別教科だけでなく、国語数学等の5教科も専用の教室とオープンスペースを持つ)では、各教室や教室の周辺を異なる学年の生徒が行き来しますから、先輩のを見て「来年はあれをやるのか」とか、後輩のを先輩が見て「あそこはこうすればよかったじゃん」とか、学年を越えた人と人とのつながりにも育って行く 可能性があります。
勿論、掲示板があればうまいこといく、というわけではなくて、それを如何に活用していくか、という活動のほうがさきに必要なのですが、貼りたいのに貼る場所がなかったり、貼れない場所に無理矢理貼る、ということのないように、昨年設計した中学校では、おおげさでなくあらゆる壁が、掲示板かホワイトボードか黒板になっています。
というわけで、今年お手伝いしたとある学校のトイレ改修のとき、廊下から中が見通せないようにしつつ少しゆっくりできるたまり場を入り口につくり、そこの壁を掲示できる仕上にしました。
いわゆるOSB(配向性ストランドボード)のストランド=木片の細かい製品で、構造としては効かないかわりに始めから仕上材としてきれいにつくられていて、木質の暖かみのある壁でありつつものが貼れる、というのがみそです。
まだ改装が終わったばかりで、貼られているのはポスター一枚だけですが、これからどんどん貼り倒してもらえたら、と思っています。
by ryo-oguchi
| 2007-11-28 17:40
| 建築のはなし