2007年 08月 31日
富山のLRT |
富山に出張に行ったおり、町中を車で走っているとLRTに行き会いました。元々は国鉄富山港線の線路ですが、北陸新幹線の工事と絡んで廃線になりそうになった(工事の邪魔になるのでこの際廃止してしまおうとなった)ときに、市が引き取り、新幹線と絡むところは一部線路を道路に引き直し、走らせているものです。
世界的にも都心の交通手段としてLRTは注目されており、日本でもまた徐々に復活しつつあるようです。丁度NHKの番組で見たところによると、富山ではこのLRTを延長して市電や富山地鉄との乗り入れを計画しているとのこと、立山黒部アルペンルートをつくった佐伯宗義が、かつて唱えた富山一市街地構想がコンパクトな形で再現されるようで、これからの地方都市のインフラのつくられ方として、非常に興味深いです。
富山でうれしかったのは、ほんの一部ですが芝生軌道があったこと。海外ではそれほど珍しくないのですが、以前勤めていた事務所で話をしたら、線路の間に芝生が植えられる訳がないと一蹴されてしまい、日本ではまだ難しいのかなと残念に思っていたものです。欲を言えば欧州のようにもう少し全面に敷いてくれるともっときれいですが、雪国の街中の道路際で芝生を維持するのも大変そうなので、少しずつ増えていったら素晴らしいと思います。
最近のLRTのデザインでは、ピニンファリーナのSERIOが好きですが(造形だけでなくパッケージや機構も含めてデザインされている)、富山のもなかなかかっこいいです。
世界的にも都心の交通手段としてLRTは注目されており、日本でもまた徐々に復活しつつあるようです。丁度NHKの番組で見たところによると、富山ではこのLRTを延長して市電や富山地鉄との乗り入れを計画しているとのこと、立山黒部アルペンルートをつくった佐伯宗義が、かつて唱えた富山一市街地構想がコンパクトな形で再現されるようで、これからの地方都市のインフラのつくられ方として、非常に興味深いです。
富山でうれしかったのは、ほんの一部ですが芝生軌道があったこと。海外ではそれほど珍しくないのですが、以前勤めていた事務所で話をしたら、線路の間に芝生が植えられる訳がないと一蹴されてしまい、日本ではまだ難しいのかなと残念に思っていたものです。欲を言えば欧州のようにもう少し全面に敷いてくれるともっときれいですが、雪国の街中の道路際で芝生を維持するのも大変そうなので、少しずつ増えていったら素晴らしいと思います。
最近のLRTのデザインでは、ピニンファリーナのSERIOが好きですが(造形だけでなくパッケージや機構も含めてデザインされている)、富山のもなかなかかっこいいです。
by ryo-oguchi
| 2007-08-31 13:39
| まちのはなし