2006年 09月 03日
木造耐力壁ジャパンカップ! |
木造耐力壁ジャパンカップというイベントが、毎年秋に行われるようになって、今年で9年目になります。
耐力壁というのは、建物が地震や風で横から押されたときに、建物が変形したりそのまま倒れたりしないように、踏ん張るための強い壁のことをいいます。
鉄筋コンクリート造の壁の場合、その強さはおおむね、コンクリートの強度と鉄筋量で決まりますが、木造の場合、力を地面まで伝える考え方の様々な道筋や、いろいろな材料(合板か材木か等)、構法の選び方によって、同じ木材の量(材積といいます)を使って同じ大きさの壁をつくっても、強度に差が出てきます。
勿論、普通につくった合板耐力壁や筋かい耐力壁は、その強度も明らかになっていますが、ここではそうした一般的なものではなく、一定のルールのもと、新しいアイディアを具現化したり、逆に伝統的な技法を科学的に再解釈したりして、みんなで造りだした新しい耐力壁の強度を競います。
また最近の審査基準では強度と同時に、コスト、施工性、環境への配慮、デザインなど、様々な視点からみて優れた耐力壁を評価し、優勝を決めるようになっています。
これは木造建築に携わる人々のお祭りのようなイベントです。
参加者は、東大、首都大学東京、武蔵工大、森林文化アカデミーなどの学生チーム、毎年の優勝候補ポラス暮らし科学研究所から一般の歯医者さんまで、多彩な方々がつくられた、30体の壁がタタカイます。
9月22〜24日に、静岡県富士宮市の日本建築専門学校(富士山のふもとの気持ちの良いところです)で予選。ここでベスト8を決め、12月にものつくり大学でトーナメント方式の耐力壁同士の引っ張りあいの決勝を行います。
今年のエントリーはもう締め切られてしまいましたが、木造の設計、施工に関わる人は、一度は見ておいて(できれば参加しても)損のないイベントだと思います。
(→木造耐力壁ジャパンカップ公式ホームページ)
今年は予選の審査員の大役をおおせつかり、大変ではありますが、3日間全部見ることができるので、とても楽しみです。
みなさまも、是非。
耐力壁というのは、建物が地震や風で横から押されたときに、建物が変形したりそのまま倒れたりしないように、踏ん張るための強い壁のことをいいます。
鉄筋コンクリート造の壁の場合、その強さはおおむね、コンクリートの強度と鉄筋量で決まりますが、木造の場合、力を地面まで伝える考え方の様々な道筋や、いろいろな材料(合板か材木か等)、構法の選び方によって、同じ木材の量(材積といいます)を使って同じ大きさの壁をつくっても、強度に差が出てきます。
勿論、普通につくった合板耐力壁や筋かい耐力壁は、その強度も明らかになっていますが、ここではそうした一般的なものではなく、一定のルールのもと、新しいアイディアを具現化したり、逆に伝統的な技法を科学的に再解釈したりして、みんなで造りだした新しい耐力壁の強度を競います。
また最近の審査基準では強度と同時に、コスト、施工性、環境への配慮、デザインなど、様々な視点からみて優れた耐力壁を評価し、優勝を決めるようになっています。
これは木造建築に携わる人々のお祭りのようなイベントです。
参加者は、東大、首都大学東京、武蔵工大、森林文化アカデミーなどの学生チーム、毎年の優勝候補ポラス暮らし科学研究所から一般の歯医者さんまで、多彩な方々がつくられた、30体の壁がタタカイます。
9月22〜24日に、静岡県富士宮市の日本建築専門学校(富士山のふもとの気持ちの良いところです)で予選。ここでベスト8を決め、12月にものつくり大学でトーナメント方式の耐力壁同士の引っ張りあいの決勝を行います。
今年のエントリーはもう締め切られてしまいましたが、木造の設計、施工に関わる人は、一度は見ておいて(できれば参加しても)損のないイベントだと思います。
(→木造耐力壁ジャパンカップ公式ホームページ)
今年は予選の審査員の大役をおおせつかり、大変ではありますが、3日間全部見ることができるので、とても楽しみです。
みなさまも、是非。
by ryo-oguchi
| 2006-09-03 14:43
| 建築のはなし