2006年 07月 26日
外苑東通りの気になる建物 |
今日の東京は暑くなりました。昨日気がついたのですが、外苑東通りの小さな百日紅の街路樹も満開で、ようやく夏が来るか、という気配です。
今日は外苑東通りで気になる建物をいくつか御紹介します。
慶応病院の並びにある三連低層店舗併用住宅です。
外苑東通りは、もはや両側とも殆ど中高層のビルが連続して立ち並んでますが、ここだけ三軒低い古い建物が三兄弟のように頑張っています。おんぼろで黄、橙、水、銀とすごい色の組み合わせで屋根の形も好き勝手で、およそ美観とはいいがたいのでしょうが、周囲の新しいだけが取り柄ののっぺりしたビルに比べると、人の気配が感じられて、親しみが持てます。左の薬局の建物の2、3階の窓は緑のフィルムが貼られており、既製サイズのサッシで緑十字をおそらく表現しているところなど、味わい深いものがあります。
新宿区信濃町福祉区民会館の建物です。
古きよきモダニズムの時代に頑張った感じが伝わってきます。意匠的にはともかく、大階段や3階の吹抜テラス、開口とバルコニーの組み合わせなど、通りに対して色々な手法で関わりをもとうとする意図が、周囲のビルとは対照的です。
写真が下手で分かりにくいですが、このお茶屋さんはまわりの建物の壁面線から飛び出していて、ここのところだけ、外苑東通りはくびれて細くなっています。自転車で走るときには車が接近してきて危ないところですが、歩いているときにはどこまでも一直線の道路よりも、くびれて街路にかげができていたり、先が見えにくくなっている方が、人のスケールの街路という感じがします。
信濃町教会、内井昭蔵氏設計。上質な、質の良い建物です。先駆的な試みがこめられているとは思いませんが、ほっとします。
余談ですが、ここのお説教のタイトルはそこはかとなくユーモラスで、つい前を通るたびに掲示板をのぞき込んでしまいます。
ちなみに今週は「世界の王は、ロバに乗ってやってくる」。
この教会の斜め向かいの病院に王監督が入院したのは、先週のことだったでしょうか。
今日は外苑東通りで気になる建物をいくつか御紹介します。
外苑東通りは、もはや両側とも殆ど中高層のビルが連続して立ち並んでますが、ここだけ三軒低い古い建物が三兄弟のように頑張っています。おんぼろで黄、橙、水、銀とすごい色の組み合わせで屋根の形も好き勝手で、およそ美観とはいいがたいのでしょうが、周囲の新しいだけが取り柄ののっぺりしたビルに比べると、人の気配が感じられて、親しみが持てます。左の薬局の建物の2、3階の窓は緑のフィルムが貼られており、既製サイズのサッシで緑十字をおそらく表現しているところなど、味わい深いものがあります。
古きよきモダニズムの時代に頑張った感じが伝わってきます。意匠的にはともかく、大階段や3階の吹抜テラス、開口とバルコニーの組み合わせなど、通りに対して色々な手法で関わりをもとうとする意図が、周囲のビルとは対照的です。
余談ですが、ここのお説教のタイトルはそこはかとなくユーモラスで、つい前を通るたびに掲示板をのぞき込んでしまいます。
ちなみに今週は「世界の王は、ロバに乗ってやってくる」。
この教会の斜め向かいの病院に王監督が入院したのは、先週のことだったでしょうか。
by ryo-oguchi
| 2006-07-26 20:18
| 事務所まわり